熱帯魚飼う人、大体半年もすれば川に逃がす。
はい、マサボーです。
ほとんどの方は刑務所での生活を経験したことがないかと思います。
以前、刑務所のスケジュール的な記事を書きましたが、今回は日本の刑務所がいかに辛いかをお伝えします。
今回も刑務所経験にある知人に話しを聞いた上で書きていますが、刑務所によって多少待遇や規則が変わるので、すべての刑務所が今回のことに当てはまるとも限りません。
しかーし、刑務所の生活を安易に考えて犯罪をしてしまう人が多いのも事実です。

この記事を見たらそんな気持ちも吹っ飛ぶかもね。
刑務所の厳しい規則
刑務所には身体の自由が制限されていますが、規則もかなり厳しいです。
日本の刑務所は世界的に見ても、かなり厳しい部類に入ると思います。
ではどのような規則があるのか説明していきます。
私語禁止
作業中の私語は禁止です。勝手にしゃべれば不正講談といってルール違反になります。
勝手にしゃべってるのが見つかるとかなり厳しめに怒鳴られます。
何回も注意をされる常習犯は懲罰房へ連れて行かれます。
作業に関することは刑務官に許可を得ればしゃべることは出来ます。

(手を上げて)お願いします!

あー?なんじゃい?

〇〇さんと作業に関することでの講談許可をください!

よし!
このようなやりとりをした後にやっとしゃべることが許されます。
トイレも勝手に行けない
ちなみに作業中はトイレも自由には行けません。手をあげて刑務官の許可を取らないとダメです。
トイレの許可をくれずにお漏らししてしまった受刑者がいて過去にニュースになってましたね。
ちなみに刑務所では「トイレ行きたいです」ではなく、「用便お願いします」というのがトイレに行く合図になります。
わき見禁止
作業している間はよそ見ですらこっぴどく怒られます。
ドアが大きくしまる音に「えっ何?」と振り返ったりするだけで、「おいこらー!!何わき見しとんじゃ!このボケがー!」と怒鳴ってきますw
性格が悪い刑務官だと、自分の後ろでわざと鍵の束を落としたりして振り返り待ちをしている刑務官もいるみたいです。
ちょっとでも顔をあげたり振り返る行為をするだけで厳重注意の対象になります。
汗すら拭けない
作業中にどれだけ汗が出てきても勝手に汗を拭くことすら禁止されています。
この時も手を上げて、大きい声で

お願いします!

あ?なんだ?

汗を拭く許可お願いします!

よし!
このようなやりとりの後にやっと汗を拭けます。
汗を拭くことですら勝手にしたら怒られる場所です。
不正洗髪
どんだけ暑くても、どんだけ頭皮が汚れても、お風呂の日以外で髪を洗うと不正洗髪になり懲罰行きになります。
不正洗髪は刑務所の中ではまあまあ重く、一発で懲罰行きなのに、なぜか水道で頭を洗ってしまう人は一定数いるみたいです。
不正授受
食べ物をあげたりもらったりすることもダメです。自分が嫌いな食べ物を欲しい人にあげても懲罰になっちゃいます。
まあこれは何となくわかります。厳しい線引きをしとかないと、あげたくないの取られてしまうケースも絶対出てきそうやもん。
本の貸し借りもこの不正授受になります。
就寝後の私語や行動
21時の就寝時間以降はトイレに行く時以外は、布団の中で横になっていないとダメです。
もちろん会話もダメですし、無駄に部屋の中をウロウロするのもダメです。
これもバレたら懲罰対象になります。
喧嘩は見ないフリ
刑務所で喧嘩がよく起きます。喧嘩両成敗ということで喧嘩を売った方も買った方も両方懲罰行きです。
ここでややこしいのが止めた人も懲罰対象になります。
止めたフリをしてどちらかに加勢しているケースもあるので、その喧嘩に関わったすべての人が懲罰になるので、喧嘩は見て見ぬふりが鉄則です。

目の前で人がボコボコにされていながら知らんぷりは心が痛みそう
刑務官への口答えは絶対にダメ
刑務官に逆らう行為も一発で懲罰行きになる可能性があります。
何かを注意された時、仮にそれが自分が悪くないことで「いや、これは・・・」などの反論すら認めてもらえないことも多々あります。
それどころか最初に謝らずに口答えや言い訳をしていると担当抗弁といった違反になります。

刑務所で刑務官は白と言ったら黒いものも白くなるってことやな
懲罰とは
刑務所に厳しい規則があることはわかったと思います。
そしてその規則を破れば懲罰行きになると説明しましたが、懲罰行きとは何かわりますか?
簡単にいえば、刑務所の規則を破ったら反省する為の部屋に行きます。この反省する部屋のことを懲罰房と呼びます。
懲罰房では何もしない
ルールを破ったの者は一定期間の間【懲罰房】で過ごすことになります。
これは部屋の中で【何もしない】というのが罰になります。
平日の作業もなく、1日中せまい部屋でじっと座っているだけです。もちろん横になることもできません。トイレに行くのも許可が必要です。
軽い規則違反だと5日~1週間ほどの期間ですが、内容によって1ヵ月くらい懲罰房で過ごす人もいるみたいです。
懲罰中は面会も出来ないし、手紙の発信も出来ません。もちろんテレビもないし、読書もできません。時間もわからない。

さすがに気が狂いそう
刑務所での常識
細かい規則以外にも刑務所には現代社会とかけ離れた常識が沢山あります。
冷暖房なし
刑務所に一部の地域を除き冷暖房の設備ありません。
夏はクソ暑く、冬はクソ寒いです。夏は嬉しいことにアイスが出たりもしますが、サイズも年々小さくなってきるみたいです。
熱中症になる人もかなり多いみたいですし、冬のしもやけは当たり前です。
お風呂は毎日入れない
刑務所ではお風呂に入る日が決まっています。
夏は週3回、夏以外は週2回しかお風呂に入れません。それも15分だけ。基本的に浴槽のお湯には白い何かが浮いているみたいです。
知らんおっさんの汚れが浮いてるとか相当きついっすね。

これだけメンタルやられそう
病院に行けない
刑務所には医務室がありますが、基本的に何も診断してもらえません。痛み止めを貰うくらいです。
本当にしんどくても刑務所内のベットで横になるくらいです。
ここの線引きは難しいでしょうけど、簡単に外の病院への許可をしていたら、それこそ仮病も増えて対応も手が回らなくなるので難しいですね。
歯の治療も出来るのですが、歯の診断は予約制で大体半年~1年後の診察になるみたいです。
そしてその虫歯の治療は抜く以外の選択肢はないみたいです。

抜くか放置の究極の2択
今回のまとめ
どうでした?
これでも軽々しく「ちょっと刑務所に入るくらいで・・・」なんて言えますか?
話しを聞くだけでも本当にしんどいイメージが出来ます。
刑務所を軽々しく考えていて犯罪をしてしまい、死ぬほど後悔している人も多いです。
タダでご飯が食べれて、いっぱい寝れる、出るときにはお金も貰える
これだけ聞いて安易に考える人もいますが、その中身は今の現代社会とはかけ離れた世界です。
あんな所行くべきではないですよ。